いとよ保育園

理事長・園長メッセージMESSAGE

仕事の持ち帰りはなし!!  より働きやすい職場をめざして 新しい取組みにもどんどん着手しています。

  • 私が理事長になってからの約10年間、当園では“子ども第一主義”を掲げつつ、職員の働く環境づくりにも大きな力を注いできました。心も身体も大きく成長する乳幼児期の大切なお子様をお預かりする保育園として、まず働いている職員たちが穏やかな心で子どもたちに接することが何よりも大切だと考えているからです。
    当園の職員はキャリアや年齢に関わらず、仕事の内容は誰もが平等です。また、制作物やピアノなどのレベルもできるだけ均一化し、あえて完成度の高い前例を作らないようにしています。「みんなが少しずつ力を発揮すれば、大きな力が生まれる」という考え方を基本にしながら、“お互いさま”の精神で助け合ってより良い保育をめざしています。

  • これまで保育の現場では、制作物や行事の準備は自宅に持ち帰ってするのが常識でした。また、保育中の休憩もないのが当たり前で、園にいる間は常に気が抜けない状況が常態化していました。
    当園では一日8時間の労働時間を遵守するため持ち帰りでの仕事を禁止し、お昼の休憩時間も確保しています。もし制作物や行事の準備が終わらない場合は、既定の賃金をお支払いし、園で残業をしていただいています。
    また、採用の際に労働条件などをきちんと書面化し、目に見える形で明確にすることも重視しています。せっかく取った保育士資格を活かして少しでも長く快適に働いてもらえるよう、安心して仕事に打ち込める仕組みや環境づくりにも力を入れています。

  • 理事長・園長として、先生方には「ミスをしても怒らない」よう心がけています。人は誰でもガミガミ怒られると失敗したことを隠したくなる生き物です。当園では悪いことは些細なことでもいち早く伝えて再発防止に取り組むよう、職員に徹底しています。そうした正直で迅速な取組みが、ひいては保護者の方々からの信頼にもつながってくると考えています。
    また、以前はマーチングにも力を入れていましたが、年数を重ねるほどにどんどん求めるレベルが高くなり、職員にも子どもたちにも負担が大きくなっていました。現在はみんなが楽しんでできることを第一に、無理のない活動を継続しています。

  • 他にも、当園では今年から週休2日制度を採用しています。また、土曜日に出勤した場合、翌週の平日に必ず振替休日を取る取り組みも進めています。
    さらに、これまでは年に一度、職場内での面談を行なってきましたが、来年度からは産業カウンセラーの資格を持つ社会保険労務士に月1回足を運んでもらい、職員一人ひとりにつき30分程度の面談でメンタル面のサポートをしてもらうことになっています。カウンセラーも家庭を持つ女性の方に来ていただくことで、同僚には話しづらい不満や愚痴なども話しやすくなると期待しています。
    職員一人ひとりが生きいきと仕事に集中できる職場環境を整えるため、今後も様々な取り組みを進めていく予定です。